久留米大学医学研究科修士課程看護学専攻専門職養成コース
助産学分野助産師資格

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医学部事務部教務課
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ご挨拶

 

田中佳代

 久留米大学の90余年に及ぶ歴史のなかで、助産師教育は1946年から1951年の5年間にわたって行われました。そして、在校生や大学病院看護・助産スタッフの皆さまの要望と、我が国の助産師の大学院教育化の流れを受けて、2016年4月に久留米大学大学院医学研究科看護学専攻助産分野として開設致しました。
 久留米大学の教育理念ならびに医学研究科の教育目的に基づき、本課程では、女性と家族、周産期の母子の健康問題に対する助産領域の社会的ニーズに応えるための高度な実践能力と研究能力、自律した専門職者として助産ケアの改革や質の向上に貢献できる人材を育成することを目的としています。
 久留米大学は地域への貢献を理念としており、そのなかで久留米大学総合周産期母子医療センターは、県南地域において合併症を有する重症妊産婦やハイリスク新生児等の医療の中核を担っております。助産実践能力習得の場をハード・ソフト両面ともに充実した久留米大学病院総合周産期母子医療センターに置くことで、高度な助産診断能力及び実践能力を身につけることを目指しています。また、地域の産科クリニック、助産院にご支援を頂き、ローリスクの母子の妊娠から分娩・産褥期にわたる助産ケアの習得を行っています。他にも生殖科学、周産期の高度医療技術、メンタルヘルス、育児支援、ウィメンズヘルス、国際助産など、その分野の専門家からの講義・演習や、地域での思春期教育の企画・実践等をとおして、より高度で様々な役割を担うことができる高い資質を備えた助産師の育成に努めています。
 さらに、研究に関わる系統的な講義や、久留米大学バイオ統計センターの支援を基に、助産学研究の実践をとおして、常に問題意識を持ち、助産学の発展に貢献できる助産師の育成を目指しています。

2020.9.1
久留米大学大学院医学研究科看護学専攻助産学分野
統括責任者  田中 佳代

コースのご紹介

助産学分野 助産師資格

 助産師資格コースは、厚生労働省の指定規則に沿った助産学基礎科目をベースに、それに連続して専門性の高い周産期ケアや女性の健康支援について学習を深め、さらの助産学分野の「研究」をとおして、高度な助産実践能力を有する助産師の育成に必要な科目を配置しています。修了後は助産師国家試験受験資格、受胎調節実地指導員資格、新生児蘇生法「専門」コース修了認定の資格を取得できます。

助産学分野 上級実践

 上級実践コースは、周産期だけでなくウィメンズヘルスやメンタルヘルス等の女性の健康支援について学習を深め、周産期の高度医療技術の演習や、研究実践をとおして、より高度な助産実践能力を修得できるようリカレント教育に必要な科目を設けています。さらに、MFICUやNICUでのハイリスク周産期実習、もしくは助産師としての自律性・専門性の向上を目指した上級実践助産学実習のいずれかを、自己の課題に応じて選択できるよう科目を配置しています。

メンバー

田中 佳代(タナカ カヨ)

職位 教授
研究テーマ 糖尿病を持つ女性のウィメンズヘルスケアの開発
糖尿病を持つ女性のリプロダクティブヘルスに関わる支援ネットワークシステムの開発
性教育としてのピアエデュケーション活動
所属学会・社会活動 日本母性衛生学会(代議員)、福岡母性衛生学会(理事)、日本糖尿病・妊娠学会(理事、編集委員)、日本糖尿病教育・看護学会(評議員、専任査読者)、日本糖尿病学会、日本思春期学会、日本女性医学会、日本健康教育学会、日本看護科学学会、日本看護教育学会、日本助産学会

<社会活動>
  • 糖尿病と女性のライフサポート研究会(代表)
  • 久留米市男女平等政策審議会 審議会委員
  • 糖尿病と女性に関わる支援活動
  • 地域の中学・高校への性教育活動(久留米大学医学部看護学科サークル レピーフ顧問)
  • 三潴中学赤ちゃんふれあい事業支援
  • 実践周産期メンタルヘルス研修会企画・開催
メッセージ 私は看護学生時代に母性看護学実習で分娩に立ち会い、ベビーキャッチをさせて頂きました。自分の両腕のなかにある赤ちゃんの温もりから生命の尊さを体感し、「助産師になる!!」と即決し、今に至ります。助産師を志す若い皆さんにも、それぞれのエピソードがあるのではないでしょうか。
生命誕生の瞬間に立ち会う助産師には、きめ細やかな観察力と的確な判断能力、そして瞬時の状況判断から医療チームとの連携の必要性を見極めます。そのためには、根拠に基づいた知識とフィジカルアセスメントスキルが必要です。さらに、母親となる女性に寄り添い、安楽・安心を与えるケアの提供が求められます。自ら言葉を発しない新生児を的確に観察し、健やかな成長に向けたケアも重要です。他にもご家族への支援や、女性の生涯にわたったケア、性と生殖に関わるケアなど、専門職者である私たち助産師に求められるものは多岐にわたります。
そのため、助産師になるための学習・実習は時にハードであり、看護に関わる自らの課題を見つめなおす必要性に迫られることがあります。しかし、それは自己をよく知り、助産師としての自己の成長に向けて自ら取り組んでいけることに繋がると考えています。苦しい時もあると思いますが、私たち教員が、臨床の指導者の皆さまと共に全力でサポート致します。
一緒に久留米大学大学院で学びませんか。

跡上 富美(アトガミ フミ)

職位 准教授
研究テーマ RLPを中心としたプレコンセプションケア
所属学会・社会活動 日本看護科学学会、日本助産学会、日本母性看護学会、日本母性衛生学会、福岡母性衛生学会(幹事)他
メッセージ Women’s Healthという観点から生涯にわたる健康支援に携わってきました。自分らしくあるために、また、自分の希望がかなえられるように健康な心身づくりのための支援をこれからも考え続けていきたいと思っています。

加藤 陽子(カトウ ヨウコ)

職位 准教授
研究テーマ 親になっていくことに関する研究
分娩介助技術に関する研究
所属学会・社会活動 日本思春期学会、日本女性医学学会、日本母性衛生学会、日本糖尿病教育看護学会、日本糖尿病妊娠学会、日本健康教育学会、日本看護教育学会、福岡母性衛生学会(幹事)
メッセージ みなさんと一緒に、看護学・助産学を学べることを楽しみにしています。学びには終わりがありません、それは我々の分野も同じです、変わりゆく世の中に対応するために、日々挑戦を続けていきたいと思います。皆さんも一緒に新しい学びを深めてきましょう。

岡村 光子(オカムラ ミツコ)

職位 助教
研究テーマ 助産師の周産期メンタルヘルスケア
所属学会・社会活動 福岡母性衛生学会(幹事)、日本助産学会、実践周産期メンタルヘルス研修会(企画・開催)
メッセージ 女性の一生を支えること、赤ちゃんが誕生すること、お母さんになること、新しい家族の形が出来ていくことのお手伝いができる助産師の仕事は、素晴らしく、やりがいがあると思っています。皆さんと一緒に楽しく学びを深めていきたいです。

永田 真理子(ナガタ マリコ)

職位 助教
研究テーマ 産後の母親への育児支援に関する研究
糖代謝異常を持つ女性に関する研究
所属学会・社会活動 日本母性衛生学会、日本助産学会、日本糖尿病・妊娠学会、日本糖尿病教育・看護学会、糖尿病と女性のライフサポート研究会(幹事)、福岡母性衛生学会(幹事)
メッセージ ご縁があって久留米大学に来られたみなさんが、久留米大学で学べてよかった!と思えるよう精一杯サポートしていきます。歴史ある久留米大学で一緒に楽しく学びを深めましょう。

南條 妃咲(ナンジョウ キサキ)

職位 助教
研究テーマ
所属学会・社会活動 福岡母性衛生学会(幹事)
糖尿病と女性のライフサポート研究会(幹事)
メッセージ 母子に寄り添うことを大切に、看護・助産の学びを深めていきたいと思っています。皆さんと学べることを楽しみにしています。
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