社会活動
中学・高校でのピアによる健康教育活動
久留米大学医学部看護学科サークル「レピーフ」のピアエデュケーション活動を支援しています。
- 中学校・高等学校における健康教育活動:若者の望まない妊娠や性感染症など思春期の性の問題に対するピアエデュケーション活動
- 広報・啓蒙活動:レピーフ活動を地域や学校の要請を受け報告し、若者の立場で考える性や性教育に関する声を地域社会に伝える活動
- 学習会:レピーフ活動をする上で必要な知識の習得や情報交換を行ったり、性に対して考え、お互いに話し合う活動
詳しくはこちらをどうぞ⇒http://nurse2.kurume-u.ac.jp/bosei/social.htm
三瀦中学校の赤ちゃんふれあい体験
久留米市立三潴町保健事業 三潴中学校赤ちゃんふれあい体験学習支援活動:三潴中学校赤ちゃんふれあい体験学習支援の派遣講師として、講話「乳児の成長と発達」・妊婦体験・沐浴体験の学習支援活動を平成14年より行っております。
実践周産期メンタルヘルス研修会
(久留米大学医学部看護学科精神看護学との共同企画・開催)
昨今、産後うつや高齢出産など、周産期をどう支えていくかの喫緊の課題と言われています。専門職や子育て支援でご活躍されている方をお招きし、講義やディスカッションを通して、実践的なスキルを修得すること、ネットワークを築くことを目的として、久留米大学医学部看護学科精神看護学とタッグを組み、2019年度に4回シリーズで研修会を開催いたしました。総合病院やクリニックの助産師や地域の保健師の方々が多く参加されました。今後も研修会や講演会を企画していく予定です。
糖尿病と女性のライフサポートネットワーク
糖尿病は若い方から老年の方まで幅広く発症する病気です。女性の視点から糖尿病が女性の一生にわたり及ぼす様々な影響をみると、月経に関連する女性ホルモンや妊娠に関わるホルモンが、インスリンの効きを悪くするため、性ホルモンの分泌が盛んとなる思春期から、妊娠・出産期、更年期まで、女性特有の様々な視点から医療支援が必要となります。また、女性はその人生において結婚や妊娠の選択、子育てや家事の役割等もあります。その中で、糖尿病があるからこその悩みや不安もあるのではと思われます。
糖尿病と妊娠に関わる看護分野においては、昨今の妊娠糖尿病妊婦の増加に伴い助産師の妊娠糖尿病のケアへの意識が高まり、ケアの実践や研究も盛んに取り組まれるようになって参りました。しかし同様に、1型・2型糖尿病を持つ女性のケアの向上に向けた支援も必要となります。糖代謝異常を持つ女性の妊娠・出産が、安全で安心して臨め、女性としての生活がより快適なものとなるためには、周産期だけでなく、妊娠前からの思春期、妊娠・出産期、育児期と、そして更年期と、ライフサイクルにわたった身体的、心理・社会的支援が必要であり、医師と共に助産師、小児科・内科のメディカルスタッフが重要な役割を担うと考えています。
私たちは1型糖尿病を持つ女性の性と妊娠・出産、GDMに関わる調査研究を基に、「糖尿病を持つ女性・家族と看護職者のためのセミナー」や「GDMセミナー」をで開催し、2014年より志を共にする全国各地の糖尿病看護認定看護師、助産師の皆さまと共に糖尿病と女性のライフレポート研究会を設立し、糖尿病患者会・家族会の皆さまのご支援も頂き、全国各地でのセミナーを開催しています。そして、糖尿病と女性のライフサポートネットワークのホームページを開設し、糖尿病と女性に関わる情報発信や啓蒙活動を行っています。
糖尿病と女性のライフサポートネットワークでは、ライフサイクルを通じて、糖尿病と共にある女性と家族の健康や生活がより快適なもとなるためのサポートの実践と、より良いサポートの開発を目指しています。そのために、糖尿病と共にある女性と家族などの支援者、それに関わる医療従事者、研究・教育関係者の双方向性のある支援ネットワークシステムを作ってまいります。糖尿病と共にある女性がどこで生活していても、安心してサポートが受けられる支援体制を全国各地に広げていくことが、私たちの目指すところです。
糖尿病と女性のライフサポートネットワーク
代表 田中 佳代
詳しくはこちらをどうぞ⇒https://dm-net.co.jp/dlsnw/